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研究員コラム

研究員コラム 第21回

2011年12月22日

 はじめまして。研究員の保手浜(ほてはま)です。

 変わった名前なので初めて会う人にはほぼ必ず「変わった名前ですね。どこの出身ですか?」と聞かれます。

 よく聞かれるので自分の受け答えもだいたい決まってしまいますが、この何気ないやりとりが行動観察には有利に働きます。(ちなみにこのあとのよくあるやり取りは、「広島出身です」→「広島には多い名前ですか?」→「いえ、一部の町だけに多い名前で、そこは保手浜だらけです」→「へぇ~そうですか。」)

 観察員として同行するときに観察される相手も、私も初対面なので最初は緊張しますが、自分の名前を名乗ると大体、先ほど紹介したようなやりとりが交わされます。そうするとお互いの緊張がほぐれてきて会話が弾みやすくなります。

 天気の話など世間話をして場を和ます方法もありますが、私の場合、自分の名前なので最初の挨拶から自然と会話の流れができてしまいます。

 みなさんも名前は変えられませんが、何か定番の話題を持っておくと初対面の人でも会話しやすくなるかもしれませんね。

 さて、行動観察についてですが、基本的に人の行動を直接観察しますが、時には人がいないけどそこでどんな行動があったのか想像できるときもあります。

 下の写真を見てください。これはとあるビルの男性トイレの写真です。この写真を見て何か気付くことはありませんか?
hotehama-1.jpg
 床に紙がちぎれて散乱していますよね。これを見ると「紙を取ろうとしたら思いのほかスムーズに取れず持ったところからちぎれた→紙がとりにくく使い勝手が悪い」ことが推測されます。実際に自分でも紙を取ろうとしたら、ちぎれてしまいました。

 このように実際の行動を見なくても行動を推測することは可能です。今回の例であれば自分が実際に使ってみれば確認もできます。ただし、推測だけで決め付けずに、実際に確認することが大切です。そうすると推測したことが間違っていたり、推測した以外のことも見つかったりするケースもあります。意識して見ると普段何気なく使っているものの周りにそのものの使われ方、問題点が分かるヒントが転がっています。

hotehama-2.jpg

 

 

 

 

 

 

 

研究員 保手浜 勝


エルネット

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